ALTA導入事例 株式会社シリウス 様
株式会社シリウス
営業が鉛筆のように使えるCADを探していた。
住宅建築から介護事業まで手掛ける株式会社シリウス。
2007年にはオリジナルブランドの「シュガーホーム」を立ち上げた。
今では年間着工棟数が約260棟にまで伸び、8年連続で岩手県住宅着工数No.1を継続している。
今回は、住宅営業スタイルの改革を目的に約3ヶ月前に導入した住宅プレゼンシステム「ALTA」について、シュガーホーム盛岡西店の杉山店長にお話を伺った。

CAD担当者の作業負荷が増大していた…
導入の経緯
ALTAを導入する前、お施主様への提案時に使うプレゼン資料は、建築CADで図面やパース等を作成し、ドローソフト(イメージ編集ソフト)で仕上げ材や住宅設備機器、インテリア等を記載したプレゼンボードを作成していました。
しかし、忙しい営業にとって建築CADを使うのは非常に難易度が高く、CADを使える一部の人間に作業が集中し、負担が偏っていました。
また、導入していた建築CADは高額の為、1人に1セットを導入するという訳にはいかず、1店舗(営業3~4名)で1セットを利用している状況でした。
このままでは消費税増税の駆込需要、また増税後の落ち込んだマーケットに対して打つ手がなくなる。そうなる前に先手を打って「営業スタイルを改革する」必要がありました。

営業全員分の12セットを導入
導入の決め手
「営業が鉛筆のように簡単に使えて、コストも高くない建築CAD」を探していた中で、ALTAのデモを見る機会がありました。
デモを見た感想は、ALTAはプランの入力がとても簡単だと思いました。
特に屋根の入力が今まで使っていたCADと比べて簡単で、「これなら分厚い操作マニュアルを読まずに、営業でもすぐに使える。」と感じました。
ALTAは、プラン入力の簡単さだけでなく、積算・見積までできる機能もついていた事。
また、リースを利用すれば月々の負担が軽かった事も導入の決め手となり、約3ヶ月前に3店舗の営業全員分である12セットを導入しました。

1プランを「約20分」で入力
活用シーン
現在、ALTAは平面図・立面図等の図面や外観・内観パースの作成、そして積算業務に利用しています。
今までCADを触った事のない営業も難なく使えており、導入してからまだ約3ヶ月ですが、既に600プランを作成済みで、1プランは約20分で入力できるぐらいになっています。
以前に利用していた建築CADは、使う度に操作がわからず壁にあたっていましたが、ALTAは特に問題もなくスムーズで、操作がわからない場合は、専任のオペレーターによるリモート(遠隔操作)サポートがあるので安心して使えています。
課題であったCAD担当者の作業の偏りは、大きく軽減しました。
また、営業が自分でプランを入力するようになったので、設計部・工務部への伝達ミスが少なくなりました。

「3D提案」でお施主様の反応が変わった。
導入効果
ALTAは操作が簡単であり、動作も軽快ですので、お施主様との打合せ時にノートパソコンを使って、プランの入力や変更を行ったりする事もあります。
お施主様が思い描いている住宅のイメージをその場で形にでき、3Dでわかりやすくお見せする事ができるので、図面やパースだけの提案と比べるとお施主様のくい付き方が全然違います。
スキップフロアのあるプランや階段下の収納、小屋裏等は、図面やパースだけではイメージが伝わりにくいのですが、ALTAであればワンタッチで外壁を半透明にして表示するスケルトン機能があるので、空間イメージをわかりやすく提案でき、お施主様に喜ばれています。
長年に渡りいろいろなCADを見てきましたが、このスケルトン表示機能は初めて見ました。
ALTAの導入によって、提案資料作成業務の効率化だけでなく、レベルの高いプレゼンも実現できるようになりました。

拾い出しはミスが減り、正確に
今まで手入力で行っていた積算作業に関しても、 ALTAの自動積算機能を使う事によって、拾い出しにミスがでず正確に行えるようになりました。
また、メーカー資材の単価が改訂された際に、売価に反映するまでにどうしても時間がかかってしまっていたのですが、時間をかけずに売価へ反映できるようになりました。
営業力のさらなる強化を図っていきたい。
今後
今後は、積算機能だけでなく見積機能までフルに活用し、現在ドローソフトで作成しているプレゼンボード作成業務の効率化を図っていきます。
また、お施主様の記憶に残るようなインパクトのある提案をする為に、手書きの間取り図を自動で3D化する「デジタルペン入力機能」やALTAで作成したプランを3Dプリンターで石膏製の模型に出力してくれる「住宅模型出力サービス」を活用して、さらなる営業力の強化に取り組んでいきたいです。