導入事例
青木あすなろ建設様

配属前の研修時に座学で伝えきることは難しい

―― 導入前の課題

新入社員教育での課題としては、施工管理の業務は多岐にわたるため、 新入社員研修時の座学ではすべてを伝えきれない、といったことがあります。施工管理の業務を理解してもらうため、また、座学以外のアプローチとして、配属前に現場見学等を行っていますが、現場を紹介する時間が限られているため、一部の範囲しか伝えられないといったこともあります。
配属先の現場からも新入社員が専門用語や作業の流れを理解していないため、事前にもっと教育して欲しいとの声があがっていました。

また、中堅社員教育での課題としては、RC造の現場経験しかない社員がS造を担当する際の事前教育が難しいといった問題がありました。

「百聞は一見に如かず」で実際に現場を経験することが最も効果的な教育方法になりますので、座学よりももっと視覚から入ってくる情報で学ぶことができるような新しい教育ツールを探していました。

（左から） 月本 信之 様、増田 陸人 様、村井 克綺 様、加藤 義明 様

今までの教育と違って手応えがあった

―― 現場トレーナーの導入効果

教育担当者の感想として、新入社員教育では、専門用語や現場で起こりうる問題等を事前に現場トレーナーを通じて教えることができ、今までの教育と違って手応えがありました。

明確な効果はすぐにはわかりづらいですが、各個人の暗黙知として身についていると思います。

「ゲーム感覚で学べる」
「自分のタイミングで受講できる」

―― 受講者の声

受講者からは、「ゲーム感覚で学べた」「現場のイメージができた」「アニメーションや図で説明・解説があったのでわかりやすかった」「専門用語を理解することができた」等の意見や「自分のタイミングで受講できる」「最後にスコアが出るのでモチベーションが上がる」等、現場トレーナーの仕組みに関する意見もありました。

受講者の進捗度がわかるのが良い

―― 現場トレーナーの便利な点

教育担当者・管理者からすると、現場トレーナーの管理者用ツールから受講者の進捗度がパーセンテージでわかる点が良いと思います。

また、新入社員が現場トレーナーを受講している間は、教育担当者が付きっきりになる必要がないので助かっています。

今は、受講者の進捗状況を自分で確認しないといけないですが、今後、一定の期間（月に1回）で受講者の進捗度を報告してくれる機能があるとさらに便利になるかと思います。

いずれ「現場トレーナー」は、
なくてはならない存在になっていく

当初のコンセプトにもあるように現場トレーナーには新入社員の「気づくちからを養う」だけでなく、既に現場に出ている人が改めて注意すべき事や忘れていた事を再確認する「気づくちからの再発見」という効果もあると思います。

いずれ「現場トレーナー」は、現場教育ツールとしてなくてはならない存在になっていく可能性を秘めていると感じています。